介護保険外サービスのビジネスモデル。一体、何が必要とされているのか?

介護保険外サービスのビジネスモデル。一体、何が必要とされているのか?

以前の記事で、介護保険外・混合介護について書きましたが、今日は「ニーズ」について。ニーズ=何が求められているのかという事です。

介護保険外・混合介護が何なのか云々よりも、このニーズの方が重要です。以前の戦略ドメインの記事でも書きましたが、お客様のニーズにどのように答えるのかが戦略の基本になってきます。

さっそく実際の事例を交えてご紹介・・といきたいところですが先ずは、

どのようなニーズがあるのか?

介護保険外・混合介護はお客様から何を求められているのか?

について書いてみたいと思います。
介護経営にとって、これ、とっても重要です。

保険外福祉サービスで特にニーズが高いサービスにはこんなものがあります

  1. コミュニケーション・人との関わりが欲しい
  2. 介護が必要になっても、「それまでの当たり前」を継続したい
  3. 喜び・楽しみ・やりがいにつながるサービスが欲しい
  4. 「仕事と介護の両立支援」など、介護者支援、家族の支援をして欲しい
  5. 要介護認定を受ける前では、家庭内労働力の代替=家族代わりになってくれる人が欲しい
  6. 要介護認定を受ける前では、「出かける場所」「参加するところ」が欲しい

この中でも、今回は1のコミュニケーション・人との関わりのニーズについて紹介をしたいと思います。

外出しない高齢者のニーズ、そしてその家族のニーズを知る事で見えてくるものとは?

コミュニケーションに関するサービスは、現代ではまず最初にTwitterなどのSNSが思い浮かぶ方が多いかもしれませんが、高齢者には当てはまらないですよね。

外出できない高齢者、もしくは外出したがらない高齢者はどうしてもコミュニケーション・人との関わりが希薄になって孤立しがち。介護保険が使える方であれば、デイサービスに通う、訪問介護を利用する事で人との関わりを促せますが、では、保険外サービスでは何ができるのか?

人と関わりたい高齢者のニーズと、様子を報告してほしい家族のニーズを同時に満たすサービスが主流になっていく。

例えば、

安否確認をしてくれて、楽しくお話ができて、その様子を遠方の家族に報告してくれる

そんなサービスがあったらどうでしょうか。

明日の記事では「会話型見守りサービス」の事例をご紹介します。ただの見守りサービスと思う事なかれ。痒い所に手が届くよく出来たサービス事例です。ではまた!

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