「コラム・福祉のウンチク」では直接実務や経営に関わらないような福祉の知識をご紹介しています。
地域福祉の意味と理由って
地域福祉という言葉。一度は耳にした事があるけど結局はどういうものなのでしょうか。
地域福祉を語る上で「自分らしさ」や「在宅」といったワードを良く目にしますが、そこにはどういった「意味」と「理由」が含まれているのか考えてみます。
地域福祉について
地域福祉から連想するイメージは「在宅介護サービス」や「地域住民の助け合い」といったものがあります。でも、単純に在宅介護サービスを提供して、地域住民の助けがあれば地域福祉になるかというと、そういう訳でも無いようで・・・
「地域社会の一員」として自らも社会と関わりを持つ事が大切である。
とされています。
地域福祉は誰が行う?
このような社会参加を促す活動をしている団体はどこなのでしょうか。
市町村
社会福祉協議会
などが挙げられます。
市町村と一緒に地域福祉を担う、社会福祉協議会
社会福祉協議会は行政とはちがって民間の組織として在宅福祉サービスを供給しています。社会福祉協議会の活動は幅広いので、何をやっているのか分かりづらいところがありますが、社会福祉協議会は行政には出来ない民間組織としての活動を行政から委託されて活動をしています。
そして、そんな地域での福祉の実現に向けて提起されたのが「地域包括ケアシステム」です。
地域包括ケアシステムは、さまざまな社会資源・サービスを整備して、利用者がそのたくさんのサービスの中から本当に必要なサービスを選択できるように支援する事が求められています。
なんだかんだで最後はやっぱりココロ
「インターネットの普及」や「個人商店の衰退とショッピングモールの増加」など私たちの暮らしは便利になった反面、地域に根ざした「顔馴染み」の関係が希薄化しています。
色々とお話ししましたが総合すると・・・・
地域福祉に何よりも求められているものは「心の通じた人間関係」
なんだかんだでココロがないと始まらないという事ですよね!