ケア(介護)with ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)

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ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)って何?

ケア事業でもミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の考え方は使えますし、実際に活用されている企業もあると思いますが、今回は『ケア(介護)with ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)』どのようなメリット・デメリットがあるのかを考えてみたいと思います。

まずはミッション・ビジョン・バリューの簡単な解説から。

ミッション= 使命

ミッションとは、その企業が果たすべき使命です。

例えば、クックパッドの「毎日の料理を楽しみにする」のように、その企業が何を成し遂げたいのか、どの様な価値を提供したいのかを表したものです。 

ビジョン=目標

ビジョンとは、その企業が達成したい目標や方向性のことです。このような企業になりたいと言う展望を、5年後のような中期的なイメージで決めたものが多く見られます。

例えばYahooの「世界で1番、便利な国へ。」のように少し長いスパンで自分たちはこうなりたいと言う姿を現したものもあります。

バリュー=価値観・行動 

バリューとは、直訳すると価値ですがこのバリューを社員の行動指針として利用している場合も多く見られます。

ケア(介護)事業では、理念、行動指針といった漢字で表されることが多いMVVですが、ミッションのみであったり、そもそもの企業理念がバリューになっており重要なミッションがないと言うようなケースも見られます。

このような場合には初心に立ち返り、自分たちのミッションは何なのかを話し合う必要があります。MVVの基本からケア事業を見てみるのもまた面白いのではないのでしょうか。

 

介護福祉事業にミッションは必要?

では、ケア事業にミッションビジョンバリューといったものは必要なのでしょうか。

結論から言うと非常に重要です。 ミッションはその企業が存在する意味そのものであり、企業の方向性を決める源になるものです。共通のミッションを所属する社員全員が共有することで、みんなで同じ方向を向き進んでいくことができます。 魅力的なミッションを持つ企業は、顧客から見てもやはり魅力的に映り、株式会社であれば投資家等へのインパクトにもつながります。

ケア事業では、社会的責任が強くなる傾向にあるため、当たり障りのないミッションやビジョンになりがちです。仮にそうであったとしたら自分たちにしかできない使命を見つける必要があるかもしれません。

さらに、働く人材に関しても利点があり、魅力的なミッションを持つ企業には、そのミッションを実現してみたいと思う優秀な人材が集まりやすくなります。自分の人生をかけてみてもいいと思えるようなミッションを掲げる企業には、やはり優秀な人材が多く集まり、ミッションを達成しやすくなる傾向にあります。

 

優秀な人達が集まる魅力的なミッションやビジョンをご紹介

月並みではありますが、やはり世界の時価総額ランキングを賑わす企業のミッションは非常に魅力的で面白いのでここでちょっとご紹介させていただきます。 

Google

Googleの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること

このようなミッションを掲げて検索エンジンなどを運営しています。非常に明快でわかりやすく、しかも世界レベルのスケール感も持っており、また様々な活動に応用できる汎用性を持っている、大変優れたミッションの事例となっています。

 

Amazon 

地球上で最もお客様を大切にする企業であること、お客様がオンラインで求めるあらゆる物を見つけまた出会える場所を作ること

こちらはビジョンになりますが、このビジョンも非常にわかりやすく、またアマゾンと言う会社を明快に表しているビジョンといえます。

 

いかがだったでしょうか。このようなミッションやビジョンに共感し、自分もこのような仕事をしてみたい、世界の役に立つような仕事をしてみたいと思う方は多くいらっしゃると思います。

ケア事業においても、当たり障りのない理念である場合は、いちど基本に立ち返り自分たちのビジョンやミッションを見直し、具体的に現代社会に役立つ方法や、人を惹きつけるような使命、利用する人も働く人もみんなが達成してみたいと思うような目標をじっくりと考えてみる必要があるのかもしれません。

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