保険外サービス・混合介護は、採算がとれるのか ?

保険外サービス・混合介護は、採算がとれるのか ?

最近何かと話題の保険外サービス混合介護。自分に合った多様なサービスを、自分で選んで自分で利用する時代になってきていますが、これからの高齢者はこの様な多様なサービスを使いこなす世代。サービスを買う世代と言えるかもしれません。そんな多様なニーズに応えることが出来る保険外サービスは、今後ますますニーズが高まることが予想されているわけです。そんな中で注目されているワードが保険外サービス混合介護。では、このワードのおさらいから・・

保険外サービス
介護保険を使わない福祉サービス。

混合介護
上記保険外サービスを、通常の介護保険事業と続けて提供。

保険外サービス・混合介護は、採算がとれるのかという漠然とした疑問

では、早速・・保険外サービス・混合介護は、採算がとれるのか ?これについては、一回の記事で答えられるわけもなく、正直なところ「やってみないとわからない」部分が多いと言えます。これは、新規事業を始める上では必ずつきまとうものです。

にしても、保険外事業をやっているところが少ない。なぜなのか?

これは決して利益が出ないからみんな撤退したわけでもなく、業態に魅力がないから誰も見向きもしないわけでもなく、ある理由が考えられます。

保険外サービスはなぜ少ないのか

(1) 多くの福祉サービス事業所は、保険外に参入しようとしても保険内ビジネスしか経験がなく、自ら市場を開拓して売り上げを獲得していくノウハウがない。

(2) 一般の企業は、参入しようとしても福祉のノウハウがない。

(1)の理由ですが、通常の介護事業所では、あくまで保険制度に沿って経営計画を立てていくので、いきなり何も無いところから「マーケティング戦略」「ドメイン」「SWOT」などで戦略を立てて・・などという事は中々ハードルが高かったりもします。逆にいうと、戦略もなしで保険外に参入するのは危険です。

(2)の一般企業の参入の場合では、「福祉サービスのノウハウを持っていないことに加えて、まだまだ事例の少ない保険外サービスに参入するにも、参考にする事例も少ないし、どう入っていけば良いかわからない」といった理由が考えられます。

今日はこれくらいにして、次回はどのように参入していけば良いのか?事例にはどんなものがあるのかを紹介していきたいと思います!ではまた〜!

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