結局のところ、「法人」って何?

結局のところ、「法人」って何?

結局のところ、「法人」って何?

社会福祉と経営を語る上で欠かせないのが企業の形態。

福祉関係の企業形態は色々とありますが、まず思い浮かぶのは「社会福祉法人」という方も多いのではないでしょうか。社会福祉の法人?この法人って一体何なんでしょうか。

「よく聞く言葉だし、何やら会社である事は間違いなさそうなんだが・・」

という方のために、ちょっと解説をしていきます。

 

企業が1人の人間のように行動するイメージ

普段、物を買ったり、ローンの契約をしたり、1人の人が色々な取引をしますよね?同じ様に、会社や組織を1人の人間のように扱って、取引や契約ができるようにしたものが法人です。

法人ではない個人経営の企業は、あくまでその社長さん個人が取引をしてることになります。全ての責任は社長さんにあります。
法人は、個人で取引せずに企業である法人が取引をしていることになります。企業が1人の人間のように人格を持って行動するようなイメージです。責任は法人の責任になります。

 

試しに社長になった気分になってみてください。

個人経営の社長だとしたら、あなた自身の名前で取引することになり、利益も借金も全てあなたの責任になります。
法人の社長だとしたら、あなたの企業の名前で取引することになり利益も借金も会社のものです。

 

なぜ法人にする必要があるのか?

なぜそんなことをする必要があるのか?理由は結構シンプルです。

何人かで集まって会社を作るときに、会社が誰か1人のものになってしまうのでは何かと揉めてしまいそうなのは容易に想像できます。ですから、みんなで役割分担をして作っていったほうが都合が良さそうですよね。

不幸にも経営を失敗してしまう事もありますが誰か1人の責任になってしまう様では恐ろしくて誰も会社を作ろうとはしませんし、1人の責任能力では大きな融資を受ける事も難しいでしょう。

法人とは・・

何人かで集まって公式の組織を作り、成功も失敗もみんなで分け合ってリスクの分散をする。そうすることで、社会的にも信用される組織になる。

社会福祉法人以外にもNPO法人や株式会社など様々な形態があるので実際は相当複雑だったりもしますし、1人で法人化することもできたりするのですが、法人とはだいたいこんな感じです。実は皆さんの住んでいる市町村や都道府県も法人だったりします。

というわけで駆け足で法人の説明をしてきました。何かのお役に立てば幸いです。

 

 

 

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